自宅整理で買取に出す人が多いのですが、これが鑑定額が天と地の差がつきます。処分先選びは非常に大切ですね。いくらか例をご紹介しましょう
種類・価値
※画像クリックで拡大
画像提供 三浦古美術WEB
価格相場
[tusinbo]
「茶碗 骨董」 | |
---|---|
平均価格 8,351円 | |
価格帯 | 件数(割合) |
~14,999円 | 1,079件(77.2%) |
15,000円 ~29,999円 | 171件(13.5%) |
30,000円 ~45,999円 | 87件(4.1%) |
46,000円 ~73,999円 | 41件(2.4%) |
74,000円 ~195,999円 | 33件(1.6%) |
196,000円 ~600,999円 | 24件(0.8%) |
1万円以上の骨董は明治以前 | |
有名作家人間国宝クラスは10万円以上 |
有名作家の作品なら10万円以上は多くあります。特に高額なものは100万円以上!価格の低い焼き物でも値段は付きます。価格の差が大きいので買取の重要ポイントになります。茶道具セットと単品でも鑑定は違ってきます。
焼き物相場比較 | ||
---|---|---|
焼物種類 | 件数 | 平均価格 |
楽茶碗 | 467件 +237 | 8,658円 +307 |
萩茶碗 | 198件 -32 | 26,281円 +17,930 |
唐津茶碗 | 175件 -55 | 20,138円 +11787 |
和物茶碗 | 314件 +5 | 5,700円 -2,651 |
高麗茶碗 | 113件 -117 | 28,212円 +19,861 |
唐物茶碗 | 314件 +84 | 11,857円 +3,506 |
天目茶碗 | 581件 +351 | 7,664円 -687 |
井戸茶碗 | 163件 -67 | 16,869円 +8,518 |
三島茶碗 | 62件 -168 | 5,671円 -2680 |
青磁茶碗 | 111件 +119 | 12,803円 +4,452 |
織部茶碗 | 141件 -89 | 9,394円 +1,043 |
志野茶碗 | 344件 +86 | 37,114円 +28,763 |
瀬戸黒茶碗 | 31件 -199 | 42,348円 +33,997 |
伯庵茶碗 | 1件 -229 | 20,500円 +12,149 |
黄瀬戸茶碗 | 65件 -165 | 19,504円 +11,153 |
千家茶碗 | 160件 -165 | 18,403円 +10,052 |
※下段は「骨董」との差
◆骨董店価格相場例
5,400~350,000円
鑑定のポイントは①産地 ②年代 ③人気 ④希少性 ⑤美術性 などがあります。陶芸家の作品でも数十万円以上価格が違います。買取して換金するなら鑑定の基準や値段の付け方がチェックポイントです。ひびや欠け、箱なしで売れるか確認しましょう。
買取どこがいい
茶碗は無名の安物はもちろん安い価格で売れます。地方で有名な作家品でも最近は価値が下がりました。そんな陶芸品でも換金したいなら、売り先が大事です。そのわけは鑑定料が違います。骨董店でも専門や得意分野があるのです。絵画専門店に茶道具を持ち込むのは良い方法とは言えません。
高い骨董品はどこでも高く売れるでしょう。茶碗の価格相場では10,000円以下のものが多いのです。自宅の茶碗は予想より価格が低くなっているかもしれないのです。そうしたものは買取店で売るのがおすすめです。なぜなら、買取店は対応品目が多くて美術品でなくても売れるからです。
骨董品は相場が決まっていません。1,000円から100万円まで鑑定士しだいなのです。買取会社では傷物や修復済みでも換金できます。0円が1,000円。1,000円が10,000円になる可能性があるのです。
手数料が高い所はNG!
出張鑑定が便利!
全国(一部のぞく)がベスト!
値段が付くか分からないもの。価格よりも今すぐに処分したいもの。骨董の茶碗はすぐに換金できます。美術品は相続税の対象になります。高価な美術品は鑑定してみて価値を確認する必要があるのです。
普通の焼き物、食器、作者不明、箱や鑑定書なしでも売れます!自宅整理や断捨離で予想外の大金になる人もいます。骨董買取比較ランキングをご参考ください
[kaitorisell]
[chudan]
高く売る方法
[takaku]
骨董品は美術商、骨董店でなくても売れます。茶碗専門店でなくてもいいのです。買取会社、リサイクルショップで換金できます。一般的に見て、リサイクルショップでは買取対応品が多いかわりに高価買取しづらいです。
買取店では手数料鑑定料無料ですから高く売れます。そのわけは手数料の高さです。買取価格の10%から30%ほどかかるところもあります。手数料無料ではその分だけ買取価格も上がるわけです。
・A美術商
鑑定料 10,000円
鑑定額 100,000円
合計額 90,000円
・B買取店
鑑定料 0円
鑑定額 100,000円
合計額 100,000円
差額10,000円
骨董は価値が下がるとゴミと同じになります。そのため、買取拒否するものもあるのです。これは鑑定額0円です。この0円が100円、1,000円になれば買取価格も上がります。最近では骨董品の贋作疑惑も出てきました。にせもののと鑑定されると大幅減額です。高く売るなら、真贋は関係なく売れることです。
キズあり、修復済み、作者不明の焼き物は買取店で売るのがおすすめです。骨董品の出張鑑定もできて、専門分野に強い買取会社を選びましょう。。
[kaitori]
鑑定・見分け方
[kantei]
骨董としての茶碗は日本の中世期ごろから始まります。中国から喫茶の習慣が伝わり、日本国内でも食器の生産が始まります。茶碗は茶道具の一つでもあり、茶道具の一式がそろうことで鑑定では高評価になります。
「一楽、二萩、三唐津」と呼ばれるように、窯や産地も鑑定額に影響します。楽焼、萩焼、唐津焼が収集家の間では人気です。現代ではコレクターも減ってきて、人気の骨董品も変わってきました。
◆高額鑑定額高例
- 三千家(表千家、裏千家、武者小路千家)
- 江戸千家
- 大日本茶道学会
- 人間国宝作品
有名な産地の茶碗でも価格が低くなることもあります。生産数や現存数の多さなどがあるのです。知名度の低い焼き物でも高額査定になったこともありました。中国の唐物、朝鮮の高麗、日本の和物でも値段はそれぞれです。
昔の評価額から変わったものもあります。自分が高い骨董と思っていたものが、大幅に価値が下がっていたこともあるのです。これから、焼き物の人気は下がっていくでしょう。相場が下がるなら早めに換金しておくのも賢い選択といえます。
地方を代表する陶芸家の作品。これが価値が下がっていることがあります。我々美術商としては頭の痛い問題です。価格が下がったなら、美術品としての価値も下がります。買取処分する大きな理由ですね。
[shokki]